教会と国家にかんする宣言

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論壇| 教会と国家にかんする宣言(抜粋)

教会と国家にかんする宣言(抜粋)
 (日本基督改革派教会創立三十周年記念宣言 1976年4月28日)

1、教会と国家の主キリスト

(1)(主キリストの主権)
 主権的な創造者である聖なる三位一体の神は、あがない主イエス・キリストに、天においても地においてもいっさいの権威を授けて、御自身の支配を宣言し、神の国を樹立された。神は、イエス・キリストの死と復活と高挙とにより、万物をキリストの足の下に従わせ、彼を万物の上にかしらとして教会に与えられた。このかしらによって神は万物を支配しておられる。
 われわれはイエス・キリストを、もろもろの王の王・主の主・国々の統治者また審判者として礼拝し、彼に服従する。

(2)(教会と国家の関係)
 主イエス・キリストは、父なる神のみこころを行うにあたって、御自身のよしとする天地のあらゆる権能を用いられる。彼は教会と国家を、それぞれ固有の働きを委託して、御自身に仕えさせられる。彼は教会のかしらであると同時に、国家のかしらでもあられる。・・・

4、教会と国家の改革と希望



(1)(教会と国家の改革)
 主キリストの支配がいまだ公に現されず、完全には認められないこの世の続く限り、われわれは公私のあらゆる関係にわたって罪にとり囲まれ、われわれの存在は、不安とどん欲と不正と腐敗の傾向に絶えずおびやかされている。そのために、教会と国家はいつも神のみことばによって改革される必要がある。
 それゆえ、教会と国家の改革のために、絶えず目をさましてキリストの恵みを祈り求め、またそのために努力することは、すべてのキリスト者に課せられた義務である。

(2)(終末の希望)
 主キリストの支配は、現世の悪と悲惨のただ中では、キリストにあるわれわれの望みのまったき確信をもって、信仰により見抜かれなければならない。
 キリストは、諸国民のいやしと教会の完成のため再び来られる。


・・・アーメン。主イエスよ、来たりませ。