『使徒信条』(キリスト教信仰の要約) 2010年6月20日
われは、天地の造り主(ぬし)、全能(ぜんのう)の父なる神を信ず。
われは、その独(ひと)り子(ご)、われらの主(しゅ)、イエス・キリストを信ず。
主は、聖霊(せいれい)によりてやどり、処女(おとめ)マリヤより生まれ、
ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、
死にて葬(ほうむ)られ、陰府(よみ)にくだり、三日目に死人のうちよりよみがえり、
天にのぼり、全能の父なる神の右に座(ざ)したまえり、
かしこより来たりて、生ける者と死ねる者とを審(さば)きたまわん。
われは、聖霊を信ず。聖なる公(こう)同(どう)の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、
身体のよみがえり、永遠(とこしえ)の生命(いのち)を信ず。
アーメン
使徒信条という名称の意味
キリスト教会にとって、聖書が信仰の基準です。
使徒信条は、その信仰の内容を簡潔に言い表したものです。この信条が使徒信条と呼ばれているのは、聖書に登場する使徒たちが作成した信条という意味ではありません。使徒たちが作成したと言って良いほどに使徒的な内容をもつ信条との意味です。
信条の利用の仕方
狭く内向きになりがちな私たちの心の目を、信条によって高く上げ広く見るように用いられたなら、幸いです。私たちはいったいどのような御方を信じているのか。ただお題目のように信条を唱えるのではなく、父・子・聖霊なる神を仰いで、その信仰に心満たされるように信仰告白いたしましょう。