『ウエストミンスター小教理問答 第33−35問』 2011年12月11日
問33 義認(ぎにん)とは、何ですか。
答 義認とは、神の一方的恵みによる決定です。
それによって神は、私たちのすべての罪をゆるし、私たちを御前(みまえ)に正しいと受け入れてくださいます。それはただ、私たちに転嫁され信仰によってだけ受けとるキリストの義のゆえです。
問34 子とされることとは、何ですか。
答 子とされることも、神の一方的恵みによる決定です。それによって私たちは、神の子らの数に入れられ、神の子らのあらゆる特権に権利を持つものになるのです。
問35 聖化(せいか)とは、何ですか。
答 聖化とは、神の一方的恵みによる御業です。それによって私たちは、人間全体にわたり神のかたちに従って新しくされ、ますます罪に死に義に生きることができるものとされるのです。
「神の一方的恵みによる」
救いは最初から最後まで神のご決定であり、神の御業(みわざ)です。神はまず私たちの罪をゆるして受け入れ、御自身の子として扱い、神の子にふさわしく新たに造り変えてくださいます。それゆえ、大切なのは私たちが救いのために何かをすることではなく、救いの恵みが私たちの内に徹底的に働くように油断なく求めて待つことです。
(義認)
「人は皆、・・・ただキリスト・イエスによる贖(あがな)いの業(わざ)を通して、神の恵みにより、無償(むしょう)で義(ぎ)とされるのです。」(ローマ3:24-25)
(聖化)
「わたしたちは皆、・・・栄光から栄光へと、主と同じ姿に造り
かえられていきます。(第二コリント3:18)