『『ウエストミンスター小教理問答 問107−2』』 2012年7月29日
問107 主の祈りの結(むす)びは、私たちに何を教えていますか。
答 「国と力と栄えとは、限りなく、なんじのものなればなり、アーメン」という主の祈りの結びが教えている事は、私たちが、祈祷における励ましを神だけから受けるということ、また祈祷において、神に国と力と栄光を帰して神を賛美することです。また、自分の願いと聞かれる確信とを証言して、私たちは「アーメン」と言うのです。
「アーメン」
「アーメン」は、「確かに(真実に)そのとおり」という意味です。
旧約聖書の時代から、時代を超えて、他の言語に置き変えられることなく、「アーメン」と唱えられ続けてきました。
私たちは、一人であれ、人々といっしょにであれ、願いをささげて、「アーメン」と唱えます。
その願いは気まぐれなものではなく、確かに願っているからです。そして、「アーメン」と唱え続けながら、いつまでもあきらめずに祈り続けます。しかし、それが、主の御心にかなわないと知るなら、その願いをやめます。「アーメン」とは言えないからです。
私たちは、一人であれ、人々といっしょにであれ、主をほめたたえて「アーメン」と唱えます。
主をほめたたえて、「アーメン」と声を合わせることは、主を信じる民にふさわしいことです。
「イスラエルの神、主をたたえよ、世々とこしえに。
民は皆、アーメンと答えよ。ハレルヤ。」(詩編106:48)
「二十四人の長老と四つの生き物とはひれ伏して、玉座に座っておられる神を礼拝して言った。『アーメン、ハレルヤ。』」(黙示録19:4)