『ウエストミンスター小教理問答 問3』 2012年8月12日
問3 聖書は、おもに何を教えていますか。
答 聖書がおもに教えている事は、人が神について何を信じなければならないか、また神は人にどんな義務を求めておられるか、ということです。
「聖書がおもに教えている事は」
聖書がおもに教えていることは何か? 神が、聖書を通して教えようとしておられることがあります。それを学ばずに、聖書の知識をいくら積み上げても、聖書を学んだことにはなりません。
「人が神について何を信じなければならないか」
信じなければならないことを信じます。信じたいことを信じるのではありません。聖書の御言葉に学んで、信じなければならないことを信じるのが、自由に神を信じる道です。
「イエスは、御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。『わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。』」(ヨハネ8:31-32)
「神は人にどんな義務を求めておられるか」
信仰が先で、義務が後に続きます。神について信じなければならないことを、そのままに信じるなら、人は必ず神の恵みに生かされる者となります。すなわち、そこには打ち砕かれて悔いた心があります。また、主キリストの御声に従って歩み出す新しい人がいます。信じるべきことを信じる人は、何度つまずいても、聖書を通して語りかける主の御声に聞き従って進みます。もはや、求められている義務は重荷ではありません。
「羊はその声を知っているので、ついて行く。」(ヨハネ10:4)