『ウエストミンスター小教理問答 問4』 2012年8月19日
問4 神とは、どんなかたですか。
答 神は霊であられ、その存在、知恵、力、聖、義、善、真実において、無限、永遠、不変のかたです。
「神とは、どんなかたですか。」
神とは、(わたしにとって)どんなかたか? これは「神とは何か?」という質問とはまったく違います。神とはどんなかたか?ということがほんとうにわかったなら、どんなときにも安心して神に従って行くことができるでしょう。しばしば自分で自分に質問してみたいと思います。神とはどんなかたか? この質問への正しい答えを示していただいた人々は、悩みながらも安心して神に従って行きました。
「助けを求めてあなたに叫び、救い出され、あなたに依り頼んで、裏切られたことはない。」(詩編22:6)
「・・・わたしは自分が信頼している方を知っており、わたしにゆだねられているものを、その方がかの日まで守ることがおできになると確信している・・・。」(第二テモテ1:12)
「神は霊であられ・・・無限、永遠、不変のかたです。」
神は霊です。人の目で見ることはできません。だから、その存在を疑ったり、不確かなものと思ったりするのは、ある意味でやむをえないことです。
「自然の人は神の霊に属する事柄を受け入れません。その人にとって、それは愚かなことであり、理解できないのです。霊によって初めて判断できるからです。」(コリント第一2:14)
しかし、聖書は、自然の人の目を見えるものから見えないものへと導きます。
「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」(コリント第二4:18)
そのように導かれながら、どのようなときにも、神にすべてを求めることを学び続けるのです。
「すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっているのです。栄光が神に永遠にありますように。アーメン。」(ローマ11:36)