主の復活(4)「思い違いをしてはならない」
「あなたたちは聖書も神の力も知らないから、思い違いをしている。・・・死者の復活については、神があなたたちに言われた言葉を読んだことがないのか。『わたしはアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である』とあるではないか。神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。」
(マタイ22:29-32)
サドカイ派の人々は、「復活はない」と言っていました。聖書がそんな不合理なことを教えていないというのが、彼らの確信でした。
しかし、主イエスはこう言われました。
「あなたたちは聖書も神の力も知らないから、思い違いをしている。」
聖書と神の力を知るなら、神を信じる者とされた人々が死んで、すべてが終わってしまったと考えることこそ、不合理なことです。神は、
「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神」です。アブラハムは、確かに死んで葬られましたが、今なお神に対して生きています。そうでなければ、神が「アブラハムの神」として、御自身をお示しになることはありません。
「神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神」なのです。神が示された御名そのものが、死者の復活を教えています。
死者を復活させてくださる神に望みをかけて、アブラハムはイサクを献げようとしました。(ヘブライ11:19)
そして、その神に望みをかけて、満ち足りて死んだのです。(創世記25:8)