『ウエストミンスター小教理問答 第49問、52問』 2014年1月12日
問49 第二戒は、どれですか。
答 第二戒はこれです。「あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は地にあるもの、また地の下の水の中にあるものの、どんな形をも造ってはならない。それにひれ伏してはならない。それに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神であるから、わたしを憎むものには、父の罪を報いて、三、四代に及ぼし、わたしを愛し、わたしの戒めを守るものには、恵みを施して、千代に至るであろう。」
問52 第二戒に加えられている理由は、何ですか。
答 第二戒に加えられている理由は、神が私たちに君臨する主権者であられること、神が私たちの所有者であられること、神が御自身への礼拝に熱心をもっておられることです。
所有者の愛を知るなら
「主はわたしたちの神、わたしたちは主の民」(詩編95:7)
主が私たちの所有者です。
所有者の愛を知るなら、従うことは喜びです。
神が指定された方法に付け加えることもなく、割り引くこともなく、単純に神を礼拝して喜びます。それがわからないなら、従うことは窮屈であり、退屈なことです。神の愛を知った信仰者は、心からの喜びをもって、こう告白しました。
「わたしたちを造られた方、主の御前にひざまづこう。共にひれ伏し、拝もう。主はわたしたちの神、わたしたちは主の民、主に養われる羊の群れ、御手の内にある羊。今日こそ、主の声に聞き従わなければならない。」(詩編95:6-8)
ご自身への礼拝に対する神の熱心は、厳しく恐ろしいもののように思われます。
「あなたたちは、彼らの祭壇を引き倒し、石柱を打ち砕き、アシェラ像を切り倒しなさい。あなたはほかの神を拝んではならない。主はその名を熱情と言い、熱情の神である。」(出エジプト34:13-14)
しかし、この厳しさは、所有者の愛が真実だからです。キリストにおいて、私たちはそれを知ります。
「まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。
今がその時である。
なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。」(ヨハネ4:23)