『ウエストミンスター小教理問答 第94、95問(洗礼について)』

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『ウエストミンスター小教理問答 第94、95問(洗礼について)』

『ウエストミンスター小教理問答 第94、95問(洗礼について)』 2014年3月2日

問94 洗礼とは何ですか。

答 洗礼は、ひとつの礼典です。そのとき、父と子と聖霊の御名によって水で洗うことが、私たちがキリストにつぎ木され、恵みの契約の祝福を分け与えられ、主のものになると約束することを、表し証印するのです。


問95 洗礼は、だれに執行されるのですか。

答  洗礼は、見える教会の外にいる人には、キリストへの信仰と服従とを告白するまでは、だれにも執行してはなりません。しかし、見える教会の会員の幼児は、洗礼を受けなければなりません。




新しい命のはじまり


私たちが受けた洗礼が真実なものであるならば、それが表している内容は、「新しい命」です。

「わたしたちは洗礼によってキリストと共に葬られ、その死にあずかるものとなりました。
それはキリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。」(ローマ6:4) 

確かに多くの足りなさと弱さがあり続けるでしょうが、それでも神の愛の中で、新しい命に生きています。

主の民の子は、主の民の一員

旧約において、主の民は大人も子供も割礼という仕方で契約のしるしをその身に帯びていました。(創世記17:10)そして、今、新しい契約の下で、わたしたちは洗礼というしるしを身に帯びています。(コロサイ2:11-12)そして、使徒は、信仰と服従を告白する者に洗礼を受けるように命じた後、こう勧めました。


「この約束は、あなたがたにも、あなたがたの子供にも、遠くにいるすべての人にも、つまり、わたしたちの神である主が招いてくださる者ならだれにでも、与えられているものなのです。」(使徒2:39)