【今年度の教会目標】 『祈りを豊かにする』9 2014年6月15日
「ハンナは、『はしためが御厚意を得ますように』と言ってそこを離れた。
それから食事をしたが、彼女の表情はもはや前のようではなかった。」
(サムエル記上1:18)
預言者サムエルの母ハンナは、酒に酔っていると誤解されるほどに、激しく心を注ぎだして祈りました。それは、子供を求める祈りでした。しかし、祈り続けて、神の御前に心が静まった時、すでに心は平安であり、祈りをかなえられた人のようでした。そして、その後、確かに子供を得ました。
「主は彼女を御心に留められ、ハンナは身ごもり、月が満ちて男の子を産んだ。
主に願って得た子供なので、その名をサムエル(その名は神)と名付けた。」(1:19、20)
しかし、心を注ぎだして祈り、祈りの答えを得た人は、以前のようではありませんでした。
その子供を神にお捧げして言いました。
「わたしはこの子を授かるようにと祈り、主はわたしが願ったことをかなえてくださいました。
わたしは、この子を主にゆだねます。
この子は生涯、主にゆだねられた者です。
・・・主にあってわたしの心は喜び、主にあってわたしは角を高く上げる。
・・・あなたと並ぶ者はだれもいない。」(1:27-2:2)