【今年度の教会目標】 『祈る教会』14 2015 年5月3 日
信仰者にとって、魂の渇きを覚えることは決してわざわいではありません。
心の底に渇きを覚えるとき、戸惑わないようにしたいと思います。
神への信仰が真実なものだからこそ、魂の渇きも深まり、ますます強くなるかもしれません。
しかし、その渇きが何に対する渇きなのかも、ますます明瞭になっていくでしょう。
「神よ、わたしの魂はあなたを求める。」
(42:2)
何を求めたらよいのかわからないままに忍耐し続けるのは、あまりにも難しすぎます。
しかし、「わたしの魂はあなたを求める。」主を求める魂には、あらゆる慰めが与えられます。
そして、主を待ち望みます。
確かに、この詩編の信仰者は、満たされない思いに悩まされ、心の底から渇いています。
しかし、彼は、渇きを癒すためにどこへ向かえば良いのかを知っています。
「神に、命の神に、わたしの魂は渇く。」
(42:3)
神に対して渇く魂は、必ず満たされます。私たちの中には、神が満たすに値しない様々な渇きがあるように思います。
満たすに値する渇きとなるまで導いて、それから満たしてくださるのかもしれません。
「義に飢え渇く人々は、幸いである。その人たちは満たされる。」
(マタイ5:6)