【今年度の教会目標】 『祈る教会』29 2015 年8月16日
「わたしは、強く雄々しくあれと命じたではないか。
うろたえてはならない。
おののいてはならない。
あなたがどこに行ってもあなたの神、主は共にいる。」
(詩編55:23)
特に見どころのある強い人、雄々しい人に、「強く雄々しくあれ」と求めているのではありません。
主と共にいる人に命じられています。
求められている強さは、何があろうとも主に従い続ける強さです。
一歩も前に進めないようでも、なお主に従い続ける強さです。
また、求められている勇気は、主がおられるところにとどまり続ける勇気です。
この命令はとても難しいようですが、実際には心の重荷を軽くすることへと導きます。
あれこれと恐れたり悩んだりする思いを心から締め出し、ただ一つのことを恐れるようにと導くからです。
主と共にいる人にとって、もっとも恐ろしいことは、主が祝福してくださらないことです。
反対に、主が祝福してくださるなら、どのようなときにも望みがあります。
「この律法の書をあなたの口から離すことなく、昼も夜も口ずさみ、
そこに書かれていることをすべて忠実に守りなさい。
そうすれば、あなたは、その行く先々で栄え、成功する。」
(ヨシュア1:8)
主と共にいる人の労苦は、事をうまく運ぶための労苦ではありません。
主を待ち望み続けるための労苦です。
主を待ち望むのにふさわしい方へと進み、ふさわしくないことを改めるために労苦します。
「強く雄々しくあれ」と命じられたヨシュアはそのようにしてヨルダン川を渡り、
様々な戦いや困難にも対処し、約束の地に住んで、その使命を果たしました。
彼の最期の言葉は、次のようなものでした。
「あなたたちの神、
主があなたたちに約束されたすべての良いことは、何一つたがうことはなかった。
何一つたがうことなく、すべてあなたたちに実現した。」
(ヨシュア23:14)