【今年度の教会目標】 『祈る教会』34 2015 年9月20日
「あなたがわたしと共にいてくださる。」
(詩編23:4)
目に見えもせず、手で触れることもできず、 耳でその声を聞くこともできない神に対して、
信仰者が生き生きと語りかけるのは、不思議なことです。
それだけではなく、あたかも神から直接に語りかけられ、
神を見ているかのように、聖書の言葉に信頼して力づけられたり喜んだりしているのは、
さらに不思議なことのように思われます。
しかし、これがキリストにあって神を信じる信仰です。
「死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない。」
(詩編23:4)
災いがないと言っているのではありません。
災いがあったとしても、それを恐れないと言っているのです。
主が共にいてくださるので、災いが災いのままではないと信じているからです。
また、どんなに死の暗闇が深くても、陰に実体はないと知るからです。
信仰によってキリストを見る人々について、聖書はこう宣言します。
「暗闇に住む民は大きな光を見、死の陰の谷の地に住む者に光が射し込んだ。」
(マタイ4:16)
死の陰の谷で災いを恐れるわたしたちのもとに、世の光である御方が来ました。
そして、いつも共にいてくださいます。
死の陰もしばらくは続き、いろいろな災いもあるとしても、
その心がキリストを見ているなら、恐れが続くことはできません。
「あなたがわたしと共にいてくださる。」