【今年度の教会目標】 『祈る教会』52 2016 年2月7日
「わたしたちはこの地上に永続する都を持っておらず、
来るべき都を探し求めているのです。」
(ヘブライ13:14)
「この地上に永続する都を持っていない。」
持っていないと知るなら、心が定まります。
あるいは、心が定まるところまで行けなくても、あきらめもつき、慰めもあります。
主を信じる人々は皆、この真理を学びながら、
この地上では「旅人であり、仮住まいの身」として、自分の人生を歩み抜いていきました。
(第一ペトロ2:11)
アブラハムは、「他国に宿るようにして約束の地に」住みました。
(ヘブライ11:9)
また、約束の地において王国を築いたダビデも、こう祈りました。
「わたしたちは、わたしたちの先祖が皆そうであったように、
あなたの御前では寄留民にすぎず、移住者にすぎません。
この地上におけるわたしたちの人生は影のようなもので、希望はありません。」
(歴代誌29:15)
そして何よりも、わたしたちが従う主イエスは、
「人の子には枕する所もない」と言われました。
(マタイ8:20)
「来るべき都を探し求めている。」
何を求めているのか、よくわからずに手探りしているわけではありません。
今まさに来ようとしている都を、信仰によって日々新たに見つつ探し求めているのです。
しかも、あちらこちらと動き回って探すわけではありません。
道であり、真理であり、命であるキリストに従って、
「来るべき都を探し求めているのです。」
(ヨハネ14:6、ヘブライ13:14)