【今年度の教会目標】 『祈る教会』59 (3月10日 夕祈祷会から)
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。
休ませてあげよう。」
(マタイ11:28)
イエス・キリストが、人々をご自身のもとへと招かれる言葉です。
イエスのもとへ来るために、何か準備をする必要はありません。
ここで言われている「来なさい」という言葉は、とても強い言葉です。
「とにかく来なさい。
迷うことなく来なさい。
ためらわずに来なさい。」
これが招きの意味です。
これこそ、キリストの招きであり、神の招きです。
疲れたままで、来ればよいのです。
あるいは、重荷を負ったままで、来ればよいのです。
すべてはそれから始まります。
人々は、しばしば、神からそのように招かれていることを誤解したり、見失ったりしてきました。
とにかく「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。」
この招きは、神の愛であり、キリストの愛です。
まず、この愛に正しくあずかって、魂に安らぎを得て、すべては、それから始まります。
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。
休ませてあげよう。」
一人きりで頑張って疲れた人も、キリストのもとに来たからには、これ以降は一人で行くわけではありません。
キリストと共に歩み始めます。
だれにも代わってもらえない自分の重荷を負い続けて来た人も、
そこからは一人でその重荷を負うわけではありません。
キリストが一緒に負ってくださいます。
だから、
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。
休ませてあげよう。」