【今年度の教会目標】 『祈る教会』63 (4月14日 聖書を学ぶ会から)
「明日のことまで思い悩むな。」
(マタイ6:34)
私たちは、案外、明日のことによって強く影響されながら、今日を生きています。
明日のことを思い煩ったり、恐れたりします。
思い煩いや恐れはしばしば容赦なくふくらんでいきます。
あるいは、明日のことを誇ります。
今日のことがうまく行ったり、何かを手に入れたりすると、
明日のことを誇って大きなことを語り始めたり、
他人を見下したりすることさえし始めます。
人との関係においても、明日のことはしばしば重要です。
「この人には明日がある」とか「あの人には明日がない」とか、評価の仕方が変わってきます。
しかし、神をほんとうに知るなら、明日のことでこのように強く影響されるのは、
人間の分を超えた愚かなことです。
「明日のことを誇るな。
一日のうちに何が生まれるか知らないのだから。」
(箴言27:1)
「あなたがたのうちだれが、思い悩んだからといって、
寿命をわずかでも延ばすことができようか。」
(マタイ6:27)
今日の有様が何であれ、それがその人にとっての今日です。
明日のことが、今日の生活の中身になったなら、それはむなしいことです。
今日のことは、今日で十分です。
「明日のことまで思い悩むな。
明日のことは明日自らが思い悩む 」
今日の生活の中身を満たすべきものは、これです。
「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。」
(マタイ6:33)