【今年度の教会目標】 『祈る教会』64 (4月26日 夕祈祷会から)
「兄弟たち、主が来られるときまで忍耐しなさい。
農夫は、秋の雨と春の雨が降るまで忍耐しながら、
大地の尊い実りを待つのです。」
(ヤコブ5:7)
神を信じるとは、神の助けと救いをどこまでも待つことです。
アブラハムは、神を信じて、その約束の実現をどこまでも待ちました。
苛立つことなく、短気を起こして怒ることもなく、待ち続けました。
希望を失って、自分が出て来た土地へ戻ろうとはしませんでした。
実際、時間が経てば経つほど、条件は厳しくなって、約束の実現など望むべくもないように思われました。
しかし、忍耐して待ち続けました。
また、ヨブも、忍耐して待ち続けました。
妻から「神を呪って、死ぬ方がましでしょう」と言われながらも、忍耐して神を待ち続けました。
友人たちから、心を挫くようなことを言われ続けても、神を待ち続けました。
そして、アブラハムも、ヨブも、それぞれにふさわしく神の助けと救いを経験しました。
神を信じるとは、あくまでも神の助けと救いを信じて待つことです。
信仰の忍耐においては、自分の今の状態が、良い方向に進んでいるかどうかは必ずしも重要ではありません。
主は必ず来られます。憐みの主が、愛する者を見捨てることもなければ、真実な主がご自身の約束に背くこともありません。
「兄弟たち、主が来られるときまで忍耐しなさい。
農夫は、秋の雨と春の雨が降るまで忍耐しながら、
大地の尊い実りを待つのです。」