【今年度の教会目標】 『祈る教会』70 (6月1日 朝の祈祷会から)
「空の鳥をよく見なさい。
・・・野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。」
(マタイ6:26、28)
イエス・キリストは、空の鳥、野の花について、何をよく見なさいと言われたのでしょうか。
イエスの言葉はこう続きます。
空の鳥は「種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない」
あるいは、野の花は「働きもせず、紡ぎもしない」
しかし、このようなことは、よく見たり、注意して見たりしなくても、わかりきったことです。
さらにこの言葉は、こう続きます。
「空の鳥は種も蒔かず、刈り入れもせず、
倉に納めもしないが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。」
また、
「野の花は働きもせず、紡ぎもしないが、
・・・今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、
神はこのように装ってくださる。」
ここまで来ると、イエス・キリストが言おうとしておられたことが、はっきりしてきます。
すなわち、空の鳥や野の花を、
それらにふさわしい仕方で養いもし、装ってもくださる神がおられるということです。
キリストの言葉はこう続きます。
「あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。」
「(神が野の草を装ってくださったとすれば)、あなたがたにはなおさらのことではないか」
鳥は鳥、野の花は野の花、人間は人間。
人間を人間にふさわしい仕方で養い、装ってくださる神がおられます。
その神のご存在をしっかりと知るように、
「空の鳥をよく見なさい。
・・・野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。」