【今年度の教会目標】 『祈る教会』75 (7月21日 聖書を学ぶ会から)
「実にキリストは、わたしたちがまだ弱かったころ、
定められた時に、不信心な者のために死んでくださった。」
(ローマ5:6)
教会堂の上に十字架が掲げられているのは、とても意味のあることです。
キリスト教会は、キリストの十字架の死を深い感謝と喜びをもって受け止めながら歩もうとしています。
会堂に入るとき、会堂の十字架を見上げながら、
改めて今日の御言葉を思い出すのは嬉しいことではないでしょうか。
「実にキリストは、わたしたちがまだ弱かったころ、
定められた時に、不信心な者のために死んでくださった。」
「弱かったころ」とは、
その十字架の死を正しく受け止める力が、人々になかったことを示しています。
十字架で死ぬ救い主は、誰にも理解されず、独りで死なれました。
弟子たちは戸惑い、ユダヤ人はつまずき、それ以外の人々は愚かなことと受け止めました。
キリストは、そのように誰にも理解されないまま、死んでくださいました。
しかし、信仰によってキリストを知る人々は、その十字架で神の愛を知ります。
「わたしたちがまだ罪人であったとき、
キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、
神はわたしたちに対する愛を示されました。」
(ローマ5:8)