【今年度の教会目標】 『祈る教会』84

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【今年度の教会目標】 『祈る教会』84


【今年度の教会目標】 『祈る教会』84

「ダビデとその兵およそ六百人は立ち上がって、ケイラを去り、
あちこちをさまよった。」
(サムエル上23:13)


 「あちこちさまよった」とは、実に頼りないことのように思われます。

確かに、あれこれと迷いながら、さまよったのであれば、希望もなく疲れるだけでしょう。

しかし、ダビデはさまよいながらも、進むべき道を見失っていたわけではありません。

むしろ、進むほどに主への確信を深めていきました。


次の詩編の言葉は、サウルに追われてさまようダビデの心をよく表しているように思われます。


「主に逆らう者がわたしに罠を仕掛けています。
それでも、わたしはあなたの命令からそれません。」
(詩編119:110) 


 サウルの罠をうまく逃れることに思い悩む前に、主の命令に従うことにひたすら心を砕きます。

主の定めこそ彼の宝庫であり、彼の心の喜びだからです。


「あなたの掟を行うことに心を傾け、わたしはとこしえに従って行きます。」
(詩編119:112)


主は、ご自身に従う人々に、御旨にかなう道を備えてくださいます。
(詩編37:23)


人の目から見ると、ダビデとその兵はあちこちとさまよいましたが、
神に対しては進むべきまっすぐな道を進んでいました。