『わたしたちの神は天にいます』
「わたしたちの神は天にいまし、御旨のままにすべてを行われる。」
(詩編115:3)
聖書を見ると、神を信じる民はいろいろな試練の中で祈りながら歩んだことがわかります。
そのような姿を見たときに、周りの人々が彼らのことについて、こう言ったようです。
「彼らの神はどこにいる?」
彼らの信仰の熱心さは認めても、彼らの祈りに答える神が存在しているようには見えなかったのでしょう。
今日の言葉は、そのような問いに対する明瞭な答えです。
「わたしたちの神は天にいまし、御旨のままにすべてを行われる。」
天は、人が勝手に近づくことも立ち入ることもできない場所です。
神がおられるところです。信仰がなくては、誰も神に近づくことはできません。
「信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。
神に近づく者は、神が存在しておられること、
また、神は御自分を求める者たちに報いてくださる方であることを、
信じていなければならないからです。」
(ヘブライ11:6)
信仰をもって近づく人々に、神は御旨のままに(神ご自身が望まれるままに)答えてくださいます。
「わたしたちの神は天にいまし、御旨のままにすべてを行われる。」
確かに、神は、わたしたちの願いや思いどおりに働かれる御方ではありません。
しかし、私たちの言葉にならない願いや思いさえも知ってくださって、
ご自身の御旨のままに答えてくださる御方です。