『主イエスの食べ物』
「わたしにはあなたがたの知らない食べ物がある。」
(ヨハネ4:32)
弟子たちに語られた主イエスの御言葉です。
何かを食べると、力や元気が出てきます。
同じように、神の御心を行えば行うほどに、力と元気が増してくるということでしょうか。
「わたしの食べ物とは、
わたしをお遣わしになった方の御心を行い、
その業を成し遂げることである。」
(4:34)
行動は、新たな行動を生み出し、新たな力を増し加えます。
じっくりと考えることは大切です。
慌てること、あせること、よく考えもせずに行動することは、
むなしい疲れをもたらすばかりです。
しかし、考えているばかりでは、かえって魂の力がむなしく失われていくかもしれません。
人はパンだけで生きるのではなく、
「神の口から出る一つ一つの言葉によって生きる」と教えられています。
しかし、そのように生きる人は、聖書の言葉を考え続ける人ではありません。
行う人です。はっきりと「これが神の御心だ」とわかってから、行うこともあるでしょう。
しかし、案外、そういうことは少ないかもしれません。
ここに今日生かされていることが、神の御心です。
その大きな御心の中で、
その日その日にまず小さな「あのこと」「このこと」をしてみてはどうでしょうか。
主イエスが食べておられたものを、私たちも小さく食べ始めてみたいと思います。
「わたしにはあなたがたの知らない食べ物がある。」
「わたしの食べ物とは、わたしをお遣わしになった方の御心を行い、
その業を成し遂げることである。」