『一つ一つの言葉によって生きる』
「人はパンだけで生きるものではない。
神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。」
(マタイ4:4)
「生きる」というと、一生のことのようですが、まず今日の生活です。
神の口から出る一つ一つの言葉によって力や勇気を与えていただきながら、日々の生活を送ります。
キリストは、こう教えてくださいました。
「明日のことまで思い悩むな。
明日のことは明日自らが思い悩む。
その日の苦労は、その日だけで十分である。」
(マタイ6:34)
まずは、今日を生きる、です。
「あなたの御言葉はわが道の光、わたしの歩みを照らす灯」
(詩編119:105)
主の言葉はずっと先まで照らす前に、人の足元を照らします。
今日、力と勇気を得て生きることができるように。
「平和のうちに身を横たえ、わたしは眠ります。
主よ、あなただけが、確かにわたしをここに住まわせてくださるのです。」
(詩編4:9)
いろいろなことはありますが、神に信頼し、お任せして休みます。
パンは、毎日の生活になくてならないものです。
パンを与えてくださる神は、人に語りかけて、日々、その人が神と共に生きるように導く御方です。
今日、いろいろなことがあるとしても、慰め、励まし、支え、守って、導いてくださいます。
そのような日々を重ねて、神の愛を知った人はこう祈りました。
「どうか、わたしをとこしえの道に導いてください。」
(詩編139:24
)神の口から出る一つ一つの言葉によって生きる人の祈りです。