『これが行くべき道だ』
「あなたの耳は、背後から語られる言葉を聞く。
『これが行くべき道だ、ここを歩け、右に行け、左に行け』と。」
(イザヤ30:21)
自分の歩む道の途上で神の言葉を聞くときに、このことが起きます。
わたしたちの心の耳が、神の言葉を聞きます。
「これが行くべき道だ、ここを歩け、右に行け、左に行け。」
かつての時代、アブラハムは神の言葉を聞き、故郷を離れて、旅に出ました。
「あなたは生まれ故郷、父の家を離れて、わたしが示す地に行きなさい。」
(創世記12:1)
アブラハムの孫のヤコブも神の言葉に勇気を得て、苦しく孤独な旅を続けました。
「見よ、わたしはあなたと共にいる。
あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る。
わたしは、あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない。」
(創世記28:15)
ヤコブの子であるヨセフも、聞くべきことを聞いて、自分を遠い地に追いやった兄たちを赦して、こう言いました。
「命を救うために、神がわたしをあなたたちより先にお遣わしになったのです。」
(創世記45:5)
彼らは、確かに神の言葉を聞きました。
たったひと言でも神の言葉を聞くことができたなら、その言葉はどこまでも人を支え、導きます。
では、どのようにして神の言葉を聞くことができるのでしょうか。
「真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。」
(ヨハネ16:13)
聖霊のお導きを祈り求めつつ、聖書に向き合って参りましょう。
聖霊は、神について、自分について、その他知るべきことの数々へと導いてくださいます。
そこまでの歩みがいかなるものであれ、ひと言でも神の言葉を聞くことができたなら、
そこに神が備えてくださった道があります。
「これが行くべき道だ、ここを歩け、右に行け、左に行け」
(イザヤ30:21)