『一歩一歩を』
「主は人の一歩一歩を定め、御旨にかなう道を備えてくださる。」
(詩編37:23)
すでに主の恵みによって重ねた一歩一歩があるから、ここに立っています。
そして、新たな一歩を踏み出します。
まずこの一歩を感謝したいと思います。
主の救いがなければ、決してあり得なかった今日の一歩です。
主を信じる人々は、この一歩の中に喜びと平安を満たされながら進んで行きます。
主が定めてくださった一歩だからです。
しばしばその信仰を試されながら、その一歩を喜びます。
どう喜んでよいかもわからず、心も騒ぐこともあるかもしれません。
そのとき、なすべきことは一つです。
主を求めて祈ります。
主の導きと力を求めて、御言葉に向かいます。
一人で進もうとせず、キリストによって生きるためです。
(ヨハネ6:57)
主も、その一歩を喜んでくださいます。
そのような道には、希望が満たされます。
主が備えてくださった道であることが、明らかにされていくからです。
信仰の父と呼ばれるアブラハムは、いろいろな試練の中で、
主を知る一歩一歩を重ねた後、満ち足りて世を去りました。
(創世記25:8)
実は、彼もまたキリストを望みつつ喜んだのです。
「あなたたちの父アブラハムは、わたしの日を見るのを楽しみにしていた。
そして、それを見て、喜んだのである。」
(ヨハネ8:56)