『神の祝福の中を歩む人々』
「いかに幸いなことでしょう、
あなたによって勇気を出し、心に広い道を見ている人は。」
(詩編84:6)
「あれもある、これもある」というように、多くのものを持って、喜ぶのが普通のことかもしれません。
健康がある、財産がある、才能がある、可能性がある・・・、挙げていけばきりがありません。
反対に、それらに欠けるなら、喜びや平安とは違う思いに悩まされ始めるかもしれません。
聖書は、それとはまったく違う道を指し示します。
「神がある」という道です。あれもない、これにも欠ける。
しかし、神はある。ここに、今日すべての道で、神を認める信仰を与えられている人々の幸いがあります。
何はなくても、神が共にいてくださいます。
「神は御自分を求める者たちに報いてくださる方である」
(ヘブライ11:6)
いったんは途方に暮れても、「わたしが道である」と言われる御方まで見失われることはありません。
(ヨハネ14:6)
神に求めたなら、ないと思っていたものが満たされるというわけではありません。
しかし、喜びは取り戻され、心も静まり始めるでしょう。
キリストを認めながら歩み始めたなら、すぐに事態が好転し始めるというわけでもありません。
しかし、その事態の中を切り抜けるように、一歩一歩、一日一日進むべき細い道は示され、心は静まります。
そのような人々は、神の祝福の中を歩む人々です。
「いかに幸いなことでしょう、
あなたによって勇気を出し、心に広い道を見ている人は。」
(詩編84:6)