『三日目に復活する』
「人の子(キリスト)は必ず、
罪人の手に渡され、
十字架につけられ、
三日目に復活することになっている」
(ルカ24:7)
イエス・キリストは、「三日目に復活する」と言っておられました。
弟子たちは、そのことを何度も教えられました。
彼らだけではなく、ほかの人々にも知られていたことです。
しかし、イエスが十字架で死なれた後、
弟子たちのうち誰一人として、
イエスの復活を期待しませんでした。
その一人であるトマスは、強くこう主張しました。
「あの方の手に釘の跡を見、
この指を釘跡に入れてみなければ、
また、
この手をそのわき腹に入れてみなければ、
わたしは決して信じない。」
(ヨハネ20:25)
イエスは、そのような弟子たちの前にあらわれました。
そして、弟子たちは信じました。
こういうこともあり得るのだと信じたのではありません。
このことが起きなければならなかったと信じたのです。
すなわち、
キリスト(聖書が指し示す救い主)は、
あのように十字架で死んで、
このように復活しなければならなかった、
と信じました。
それは、イエスご自身が何度も教えておられたことでした。
「人の子は、祭司長たちや律法学者たちに引き渡される。
彼らは死刑を宣告して、異邦人に引き渡す。
人の子を侮辱し、鞭打ち、十字架につけるためである。
そして、人の子は三日目に復活する。」
(マタイ20:18~19)
信じた後、弟子たちもそのように伝え始めました。
「神はこのイエスを死の苦しみから解放して、 復活させられました。
イエスが死に支配されたままでおられるなどということは、
ありえなかったからです。」
(使徒2:24)