『感謝にあふれて』
「教えられたとおりの信仰をしっかり守って、
あふれるばかりに感謝しなさい。」
(コロサイ2:7)
「教えられたとおりの信仰」とは、幼子のような信仰です。
父なる神への絶対的な信頼を教える信仰です。
確かに、預言者たちによって指し示され、使徒たちによって説き明かされた信仰です。
しかし、その教えの源は、幼子のように父なる神を信頼して歩み抜かれたイエス・キリストです。
「父のふところにいる独り子である神、この方が神を示されたのである。」
(ヨハネ1:18)
父のふところにいる独り子は、すべてを父から学びました。
「はっきり言っておく。
子は、父のなさることを見なければ、自分からは何事もできない。
父がなさることはなんでも、子もそのとおりにする。」
(ヨハネ5:19)
そして、どこまでも父に従って歩まれました。
その従順は、試練を通して学ばれたものでした。
「キリストは御子であるにもかかわらず、多くの苦しみによって従順を学ばれました。」
(ヘブライ5:8)
そのようにしながら、父なる神の愛の中を、最後まで歩んで行かれました。
これが、私たちに教えられている信仰です。
キリストの霊が、その信仰を私たちに教え続けてくださいます。
その信仰を「しっかり守る」とは、その信仰の中で強められながら歩むということです。
それ自体としてはすぐに喜べないことの数々に試されながらも、
すべてを与え、
すべてにおいて守り導いてくださる神への感謝を重ねながら歩んでいきます。
「教えられたとおりの信仰をしっかり守って、
あふれるばかりに感謝しなさい。」