『神に生かされている者として』
「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。
何事につけ、感謝を込めて 祈りと願いをささげ、
求めているものを神に打ち明けなさい。」
(フィリピ4:6)
「感謝を込めて」とありますが、それは神への感謝です。
今、何事かに悩み苦しんでいるとしても、まず神への感謝を祈ります。
そのようにしながら、神に向き合って、「自分」を取り戻します。
どのような「自分」でしょうか。
神に生かされている「自分」です。
神に生かされている「自分」として、神に近づいて祈ります。
問題が起きたときだけ熱心に祈って、ただその解決だけが欲しい者のようには祈りません。
神に心を向けて、ここまで神に生かされてきた者として祈ります。
神への「感謝を込めて」祈ります。
そのように祈るのが、信仰をもって神に近づく道筋です。
そのような祈りは、確かに存在しておられる神を見出すでしょう。
今の悩みや苦しみの中でわけがわからなくなって、神はどこにおられるのか、などとは迷いません。
私と共におられます。私をここまで生かして導いてくださった神です。
「神の恵みによって今日のわたしがあるのです。」
(第一コリント15:10)
改めて神を知り、神と共に生きる自分を知ります。
どんなことでも、一人で思い煩うことをやめて、
ここまで自分を生かしてくださった神に、求めているものを親しく祈ります。
神の恵みに望みをかけて、その身をお任せするように祈ります。
「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。
何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ 、
求めているものを神に打ち明けなさい。
そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、
あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。」
(フィリピ4:6~7)