『生涯の日を正しく数える』
「生涯の日を正しく数えるように教えてください。
知恵ある心を得ることができますように。」
(詩編90:12)
神の御前で生涯の日を正しく数えるならば、答えは明瞭です。
「瞬く間に時は過ぎ、わたしたちは飛び去ります。」
(90:10)
「千年といえども御目には、昨日が今日へと移る夜の一時にすぎません。」
(90:4)
そして、今日こそが大切な日です。
どんなに多くのものを積み重ねた昨日があっても、
今日、神に正しく向き合う人々は、後ろのものを忘れます。
誇るに足りず、頼りにもなりません。
栄華を極めたソロモンも、
今日、神の御前で愚かなら、彼にとってその栄華は何の役にも立ちません。
あるいは過ぎ去った日々が、むなしく重ねられたように思われても、
「今や恵みのとき、今こそ救いの日」です。
(第二コリント6:2)
また、明日にどんな希望があるように思われても、そこに本当の確かさはありません。
「明日のことを誇るな。
一日のうちに何が生まれるか知らないのだから。」
(箴言27:1)
反対に、明日もただ苦しみが続くように思われても、神を知る心は確かな希望を見ます。
「現在の苦しみは、将来わたしたちに現されるはずの栄光に比べると、
取るに足りないとわたしは思います。」
(ローマ8:18)
「わたしたちの一時の軽い艱難は、
比べものにならないほど重みのある永遠の栄光をもたらしてくれます。」
(第二コリント4:17)
昨日と明日をいくら積み重ねても、永遠の命を生きることにはなりません。
今日、神の御前に生きることが永遠の命を生きることです。
今日、神のもとで生きるための祈りです。
「生涯の日を正しく数えるように教えてください。
知恵ある心を得ることができますように。」