『今日の感謝』
「わたしの魂よ、主をたたえよ。
主の御計らいを何ひとつ忘れてはならない。」
(詩編103:2)
信仰の歩みにおいてどんなに大きなことを経験しても、その記憶だけでは力になりません。
あのエジプトの奴隷状態から救い出されたイスラエルも、
荒れ野に入って三日目には、不平を言い始めました。
(出エジプト15:24)
経験したことを忘れたわけではありません。
主の御計らいによって、今日の自分たちがあることを忘れました。
記憶があるかないかの問題ではなく、主にどのように向き合っているかの問題です。
主の御計らいの中に生かされていることを忘れなかったヨシュアとカレブは言いました。
「主が我々と共におられる。」
民数記14:9)
彼らの心は、主に向かってひれ伏していました。
その心をもって祈り、主を求め続けるなら、主の御計らいを忘れることはできません。
主の恵みによって今日の私があることを、知らされ続けるからです。
また、そのような人々は、主をたたえるように、昨日までのことを振り返ります。
そして、主をたたえながら、主の御計らいの中に、今日も生かされていることを思い起こします。
主の御計らいの内容は何でしょうか。
全人類に関係する大きな御計らいがあります。
使徒信条で告白しているような中心的な事柄です。
さらに一人一人の歩みの中に与えられる無数の御計らいがあります。
そして、主は今日も私たちと共におられます。
「イエス・キリストは、きのうも今日も、また永遠に変わることのない方です。」
(ヘブライ13:8)
「わたしの魂よ、主をたたえよ。
主の御計らいを何ひとつ忘れてはならない。」