『私の道の光』
「あなたの御言葉は、 わたしの道の光、わたしの歩みを照らす灯。」
（詩編１１９：１０５）
見通しがはっきりしていれば、今がうまく行かなくても、
確信をもって進むことができるかもしれません。
しかし、どこにも光が見えないことが、誰にでもあるのではないでしょうか。
そのようなとき、神はどのように導いてくださるのでしょうか。
難しければ難しいほど、一歩一歩と導いてくださいます。
私たちの方は、難しければ難しいほど、
早くそこを超えたり、解決したりしたくなりますが、
神は、一歩一歩、一日一日を導いてくださいます。
聖書を見ると、強く神を信じる人々こそ、
いろいろな試練の中で、悩んだり行き詰まったりしている姿に出会います。
神に従おうとするからこそ、悩みが深まることもしばしばです。
しかし、彼らは忍耐します。
その忍耐の中で喜びもし、また心を静めます。
それだけではなく、新たに希望に満ちあふれます。
聖書の言葉が彼らの「道の光」です。
それはどのような闇の中でも輝く光です。
また、この光は、とてもやさしい光です。
その「歩みを照らす灯」です。
「灯」では頼りなく思われたり、
物足りなく思われたりすることもあるかもしれませんが、
聖書の言葉は、私たちの弱さに合わせて、
私たちが歩むべき道を照らし出します。
自分の知恵や力に自信があるときには、穏やかな灯の価値を軽んじるかもしれません。
しかし、途方に暮れて疲れているときには、
「灯」のやさしさこそ嬉しいのではないでしょうか。
聖書の言葉の数々に触れて、
今日の自分にとっての
「道の光」「歩みを照らす灯」に出会いながら、進んで参りましょう。
「あなたの御言葉は、わたしの道の光、わたしの歩みを照らす灯。」