『一つ一つの言葉によって生きる』
「人はパンだけで生きるものではない。
神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。」
(マタイ4:4)
「生きる」とは、神と共に生きる、です。
どんなときでも、何があっても、神と共に「生きる」、です。
言葉を換えて言えば、どんなときでも、何があっても、
神をますます新たに知りながら「生きる」、です。
「生きる」とは、単純な一言ですが、
その中身には、ほんとうにいろいろなことがあります。
この瞬間がずっと続けばよいと思うほど、うれしいこともあるかもしれません。
反対に「もうたくさんだ」と思うほど、すべてが嫌になることもあるかもしれません。
一人の人の中にもいろいろなことがあって、その「生きる」ことの中身は語り尽くせないでしょう。
そのすべての「生きる」において、神が共におられることを知る。
それが、「神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」です。
聖書の言葉は、日々新たに語りかける神の一つ一つの言葉です。
その人がどのようなときを生きているか、
どんなことに囲まれ、向き合っているかによって、
そのときにふさわしい言葉があります。
その言葉を通して、神と出会います。
「人はパンだけで生きるものではない。
神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。」